◾️はじめに
レーシック手術とは、角膜にレーザーを照射して角膜の形状を変化させ、近視や遠視、乱視を矯正する視力を回復させる手術のことです。
私は品川近視クリニックにて、レーシック手術を受けて 【両眼それぞれ0.03】とかだったのがちょっと失敗を挟んだものの結果的に【右目1.5、左目1.0】になったので、そのレポートを残しました。
◾️下調べと選択の理由
【そもそも何で受けるのか】
中学生の頃から悪くなった目、かけるようになった眼鏡。眼鏡が好きなので、一生眼鏡で良いと思っていました。ただ周りの人間から「コンタクトレンズにしなよ」という圧が凄く、あまりに言われすぎて嫌気が差し、三年前に一度レーシック手術を検討したことがありました。それでもその時はレーシック手術を受けるより、合気道を習おうと思っていたのでやめました。目のフラップ(切り傷)がズレる可能性があるらしく、激しい運動をする人はレーシック手術などはオススメしないと医師に言われたので…ただ、結局合気道を習うことなく三年が経ち、今後も習う見込みがないだろうことから受けることにしました。
他にも、育児が始まり、夜間の授乳時などふとした瞬間に「今視力が欲しい!」という時があり、眼鏡をかける時間が惜しいこと、眼鏡を子供にずらされたことで見えなかった時に何か子供にあったら悔やみきれないことも理由の一つです。瞬発的な視力が求められている…
【施術医療機関の選択理由】
正直、レーシック手術は極端に難しい手術ではなく、機械を使って手順通りに行えばある程度どのレベルの医師でも上手くできるのではないかと思っています。そのため、手順通りに流れ作業的に行い慣れている、症例数の多い場所かつ、近年目立つ事故がないところとして品川近視クリニックを選びました。もっとも、三年前に一度、施術を受けようか悩んだ時に訪問していたから行きやすかったという点も選択理由の一つにあります。当時も同じ理由で選びました。
👇品川近視クリニック東京院から見える景色
【手術の種類の選択理由】
視力回復手術は数種類あり、その中のレーシックとICLという手術が有名だと思います。私がICLではなくレーシックを選択したのは、ICLよりも症例数が多く、施術を受けた患者の数十年後の経過がデータとして蓄積しており、安全性が確保されている点が一番強いです。他にも、ICLよりも安価である点、ICLの利点である「視力低下などがあれば眼内レンズを入れ替えることができる」について「一度入れたレンズを綺麗に入れ替えることは不可能」だと思う点が理由としてあげられます。
また、レーシック手術で削った角膜を強化するレクストという角膜強化法(LASIKXtra)があります。こちらの記事(https://safety-lasik.gr.jp/data/)では科学的根拠は薄いとのことですが、私は手術後に残る角膜が薄いらしく医師からレクストの方が良いと言われたため、私は「レーシック手術+レクスト」にしました。
【手術のレベルの選択理由】
品川近視クリニックでは、レーシック手術にレベルわけがされています。これが悩む!
👇レーシック手術の中でもレベルが分かれている
👇その上で、レクストの中でもレベルが分かれている
最初はノーマルのレクストで良いかな…と思っていましたが、最終的に上から二番目の「レクスト ベスト」にしました。レクストを受ける時の機械がネット上には出ていないので、手術の説明の時に確認させていただきました。
◾️事前検査(簡易検査)
品川近視クリニックのホームページから精密検査を予約したものの、二回目の来院のためか、持病として双極性障害を伝えたためか、簡易検査を受けることになりました。
簡易検査を受けに東京院へ平日15時の予約のところ、早く着きすぎて14時半に訪問しました。すぐに案内され、あれよあれよと三台の機械で視力や目の状態を測定してもらい、ランドルト環(Cのどこが欠けているかの視力検査)を指差し、医師の診察となりました。医師から「レーシック手術を受けられる程度の視力と目の状態」とお墨付きを受け、0円会計にて次回の精密検査とその翌日、その一週間後の経過観察の診察を予約して帰宅しました。
◾️事前検査(精密検査)
平日の12時に予約して10分前に到着しました。すぐに案内してもらい、機械でいくつか検査してもらった後、ランドルト環の視力測定へ。そして瞳孔を開く点眼薬を点眼してもらい、頬の組織を取る検査を終え、手術の説明をしてもらいました。手術の説明で相談の結果、レクストではないレーシックのみの方にしようとしましたが、その後に行った医師との診察によりレクストを勧められレクストに戻りました。会計で医療ローンを通してもらい、細菌感染を防ぐ点眼薬を渡されるので点眼しました。検査から会計まで14時30分頃に終わりました。
◾️手術
一日で視力の精密検査とレーシック手術が終わるコースだったため、同日の16時30分に再度来院します。間の時間で手術の同意書やパンフレットを読み、ご飯を食べ、眼鏡屋でかけていた眼鏡を即日レンズ交換にてサングラスにしました。再訪後は、再度視力検査を行って午前と視力が変わらないことを確認してもらい、医師に直前の診察にて目の状態を確認してもらい、ロッカーへ荷物を預けたらトイレに行き、いざ手術へ…
レーシック手術は、怯えすぎて目が動きまくっていたらしく、何度も「緑の光の中心を見てください」「目をキョロキョロ動かさないで」「両目開けていてください」と言われ、最終的に動かさないのが無理だったので「2ステップ」という方法で黒目を固定されたのかなと思います。だって怖いよ!それに緑の光は滲んでかろうじて見える時もあるけど、中心って何!?!?両目開けてられないよ!!!手術しない方の目は閉じさせてくれ!!!
レーシック手術はフラップを作成してもらうのが一番怖かったです。その後のレーザー照射は肉の焦げるにおいはしたものの、非常に短時間ですんなり終わりました。麻酔をしてもらっていることもあり、共に痛みはありませんでした。でもね、やっぱり怖すぎ。臆病者はお金を積んで良い機械で手術してもらった方が絶対に良いです。目、動くから。内なる自分が片目終わった後から「酷い目にあった!酷い目にあった!!」と叫び回っていました。
レーシック手術が終わったら手術室を移動して、お次はレクストの角膜強靭化手術です。目薬さして終わりかと思っていたら、ハケで薬液を塗り硬化させる感じでした。思ってたのと違った。レクストは怖くなかった。ハケみたいなものが動く度に、視界が色セロハンみたいなオレンジ色とクリアカラーを行ったり来たりするのは少し面白かったです。
怯えまくって手間を取らせたレーシック手術と、あっさり終わったレクストの後、待合室に移動し、医師による術後の診察を受け、追加で4点点眼薬をもらい、透明な保護ゴーグルを渡され、注意事項の動画を見たら解散でした。手術自体は短時間だったものの、待ち時間が長かったので1時間と少しはかかったかと思います。多分臆病じゃなければもう少し早かった。笑
◾️術後当日
手術直後から視力は回復していましたが、目薬の効果や、目の乾燥を防ぐため解散までは目を瞑るよう指示されることが多く実感はありませんでした。当日は結構視界に白いモヤがかかっていました。ゴーグルをつけたまま家まで帰り、肩から下だけ水洗いして21時には就寝。点眼薬は1時間おきにつけるものの、就寝中はつけなくて良いので早めに寝るのが吉。
夜23時頃、目が覚めたものの左目だけが痛く開けない。どうにか痛み止めを点眼するものの、あまり改善した気がせず、何かあったのではないかと心配になりつつ再度寝る。
◾️術後翌日
朝7時過ぎに起床。昨夜の痛みも嘘のように両目開くし痛くないものの、左目だけぼんやり見える気が…ゴーグルをかけているので、誤って目をこすることもなく安心でした。
いざ平日12時に術後翌日検査へ。5分前に到着し、視力検査のうえ医師の診察に進みます。左目が見え辛かったのは本当らしく、右目1.2に対し左目が0.9しか視力が出ていないうえ、フラップにシワが寄っているとのこと…医師曰く、痛みが激しかった時には既にシワが寄っていただろうとのこと…急遽、再度フラップを置き直す手術が追加になりました。0.9からそれ以上良くならないかと思って肝が冷えました…
👇説明のため作っていたものの使わなかった左目の見え方※クリアな見え方は記事上部の写真
再手術、左目だけとはいえ少し長いし、二度目なこともあり昨日ほどではないとはいえ怖かったです。内なる自分は「また酷い目にあった!酷い目パート3なんて聞いてないよ!予定にないよ!」と叫び回っていました。そして、どうやらフラップを直した後、コンタクトレンズを入れられたらしい。同日17時30分からの診察時に外してもらえるんだとか。というわけで、13時30分頃に終わったため、4時間ほど時間をどうにかすることに。
クリニックから徒歩3分くらいのところにクニャーネ(https://kougnane.jp)というお菓子を売っていたので、お土産に買いました。他、徒歩3分くらいのユニクロでは東京もとい銀座限定のUTを売っているので、それらを見て過ごしました。ルミネとマルイがあるので、見て回ったもののあまり面白いものはなかったです。
手持ち無沙汰になったため16時30分頃にクリニックに戻り、中で待たせてもらうことに。待つこと1時間、予定通り17時30分頃に視力検査をし、医師の診察へ。相変わらず遠くまではよくみえないものの、斜め縦に入っていた見えにくさはなくなり、単純な視力の悪さのみ残ったように思います。
👇この時の左目の見え方
医師の診察にて「次第に左目の視力も異物感も無くなっていくだろう。コンタクトは次回の1週間後検診までつけたままにすること」と言われ、解散となりました。
◾️術後一週間
左目の保護用コンタクトレンズが取れることなく、術後一週間検診になりました。平日12時の予約で5半前に到着、すぐに視力検査を行い、しばし待った後に医師の診察へ。視力は右目1.5、左目1.0でした。医師から経過良好のお墨付きをもらい、コンタクトレンズを外してもらって、いよいよ裸眼生活に。保護ゴーグルは貰えるらしいです。てっきり消毒して使いまわしてるかと思ってた。最後に紹介制度の登録をしました。紹介した側には銀行振り込みでお金がもらえるらしい。滞在時間30分程度と、すんなり帰宅。クニャーネまた買いました。
◾️おわりに
フラップがずれて一時はどうなるかと思ったものの、なんかいい感じになったのでヨシ!
あとはレクストにしたからか、想像よりも目の渇きが強くない。ドライアイ気味の人はレクストおすすめ。
視力が悪くてレーシック適応ギリギリの人(私と同じく「1回目の手術後に残る角膜が少ないから2回目のレーシック手術はできないよ」と言われた人)は、こだわりがなければICLの方がいいかも。
術後3ヶ月検診のレポは気が向いたらやります。
おしまい