【大前提】妊娠出産は、個人毎かつ子供毎に異なる。以下は「今回の私の場合」でしかない。
・経産婦の知人が言う「出産の苦しみは赤子に会えたら吹っ飛ぶ」は嘘。赤子は可愛いが、出産の苦しみは苦しいものは苦しい。苦しみなくして赤子を産めた方が良いに決まってる。
・出産の苦しみは一日で終わるが、妊娠の苦しみは十月十日続いた。特に出産当日までつわりやマイナートラブルに見舞われ続けていたため、陣痛よりも妊娠期間の方が「バリエーションに富んだ優しい地獄」みたいな感じでキツかった。陣痛は4時間程度のスピード出産ということもあり「サクッと短時間の地獄」。
・自分の体の変化に対する嫌悪感や苛立ちがあった。胎児のために増やさないといけない体重、変わる体型。ふくよかな自分に対する嫌悪感、自分の体なのに思い通りにならない苛立ちがあった。
・赤子は可愛いが、まだ経産婦の知人がベタ褒めするほど愛おしくはない。「赤ちゃんは可愛いよね」というレベルの可愛さ。これから共に過ごしていく中で愛着が湧くと思う。
・出産直後の体重は4kgくらいしか減らなくて絶望したが、産後1週間ほどで7kgくらい落ちて安心した。産後1週間で食欲も落ち着き始めて驚いた。結婚指輪は産後1ヶ月で入るようになった。
・会陰切開は切られる時よりも縫われる時の方がしんどい。陣痛の痛みの方が強くて切開時の痛みは可愛いものだった。縫われる時間が結構長くて陣痛も終わっているし辛かった。局部麻酔を使ってくれたため、切開と裁縫時の痛み自体は強くなかった。 痛み止めを服薬すればマシになるが、麻酔が切れた時はそれなりに痛い。
・妊娠線が出来なくて良かった。毎日毎日これでもかというほど頻繁に保湿剤を塗りたくった甲斐があった。多い時で1日10回近く塗ってた。アトピー患者なので保湿しなれているというのも大きかったと思う。と、思っていたが、お腹にはできなかったものの太ももにできてしまった。成長期の時にできた跡と繋がって、何だかカッコよくなっている(厨二病)。お尻にもできたことが判明して萎えた。
・産後メンタルが崩壊するのは本当だったが、うつ状態の時と比べるとまぁ可愛いものだった。意外だったのは数時間赤ちゃんと離れると不安になることがあったこと。なお、7時間以上のまとまった睡眠を取ると思考回路が正常寄りになる。
・今のところの辛さレベルは「妊娠期間>出産陣痛>育児」。自身の身体が不調かどうかでかなり左右されるため、母子分離した状態である育児の方がよっぽど楽。それに加え、ありがたいことに配偶者が協力的なため、子供に対して1人から2人体制になったことも大きい。
・妊娠期間中は自宅療養や在宅勤務が多かったこともあり、巷で聞く「妊婦への思いやりにまつわる他者からの言動」を受ける機会はほぼなかったが、「妊婦への他者からの加害行為」も受ける機会がなくて良かった。
・出産の痛みよりも妊娠の辛さをまた味わわないといけないと思うと億劫だが、第2子が欲しければ覚悟を持って挑むしかない。もっとも2回目ともなれば初回よりかは上手くこなせるだろうと思った。
おしまい